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Mar 11
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音を聞いたり重力を感じたりする生き物にとって重要な5つの感覚を認識する脳の仕組みは、ヒトもハエもほぼ同じであることが、東京大学などの研究でわかりました。

東京大学や東京薬科大学などのグループは、味覚や聴覚、視覚などといった感覚を認識する脳の仕組みを明らかにしようと、研究が進んでいるショウジョウバエの脳を使って神経の働きを詳しく調べました。その結果、左右から聞こえる音を脳の中で比較する仕組みや、重力を感じた場合にその情報を別の場所に伝えるという仕組みが、ヒトの脳と非常によく似ていることがわかりました。ハエなどの昆虫類は、6億年も前からせきつい動物とは別々に進化し、体の作りも全く違いますが、これまでの研究で、においと光、味の3つの感覚を認識する脳の仕組みは、ヒトと似ていることがわかっていました。今回の研究で、音と重力を加えた、生き物にとって重要な5つの感覚すべてで、ハエもヒトと同じように複雑な情報処理をしていることがわかったことになります。グループの代表を務める東京大学の伊藤啓准教授は「ハエの脳もヒトと同じくらいの複雑さがあり、侮れない。なぜヒトやハエが同じような脳の仕組みを持つようになったのか、さらに研究を進めたい」と話しています。